2012年11月14日水曜日

ツマグロヒョウモン 幼虫

9月。自宅の裏に、4、5cmくらいのツマグロヒョウモンの幼虫が4匹いた。
以前、蛹から成虫(♀)を羽化させたが、幼虫を見るのは初めてだ。
ピンク、オレンジ、黒のコントラストでとにかく目立つ。トゲトゲしているので見る人によっては毒々しく映るだろうが、毒はなく触っても無害。

 
家の裏には昔から食草のスミレがある。
かわいい花なのでわざと抜かないでおくのだ。しかし、ツマグロヒョウモンがついたことは今までなかった。

捕まえて羽化させようか迷っていたら、大分日数が経ってしまい、とうとう一匹も見かけなくなった。
後日、家の外壁と基礎の隙間、オシロイバナの茎など、雨が避けられるところに蛹を見つけた。
また来年会いましょう。

2012年8月29日水曜日

オオミズアオ 幼虫

6月末、園芸センターへ庭木を買いに行ったとき、10cm前後ある立派なオオミズアオの幼虫が、モミジの仲間っぽい木の葉をもりもりと食べていた。
一度見たときは周りに溶け込んでいて気付かなかったが、なにか音がするのを不思議に思い、よく見たら大きなイモムシがいたので驚いた。
こんなに大きいのがボテっとついていれば簡単に見つかってしまうのではないかと思ったが、もしかしたら店員さんも敢えて気付かないフリをしてくれているのかもしれないとも思えた。
この木を購入する人だったらどうだろう…(苦笑)
オオミズアオは割となんでも食べるので連れて帰ることもできたが、車で1時間の道程と、木陰で涼しい元々の環境の良さを考えて、この子はここで育ったほうがいいだろうと思いさよならした。
無事に成虫になれたといいな。

2012年8月28日火曜日

落下したキアゲハの蛹

先月、庭の睡蓮鉢に植えてあるセリにキアゲハが卵を産んだ。
幼虫がセリの葉を食べ尽くしたので、パセリの苗を買ってきてそこへ幼虫を移し、他の虫にさらわれないようにネットを張って保護していた。
最近、生き残った2匹がとうとう蛹になり、そこで問題が…。

先に蛹になったものが下の蛹。
上の蛹は、はじめは頭を上にして通常の蛹になれたものの、体を支えていた糸が切れてしまったのか、逆さまになってしまった。 
頭と頭がごっつんこの状態。
このままでは、下の蛹が羽化するときにスムーズに移動できない。(上に別の蛹がいる時点で邪魔だろうが…)
ただ、余計な手をかけない方がかえっていいのではないかと私は思っていたが、家の人がどうにかしてあげようと言い出す始末。
元の状態に戻してあげるため、裁縫用の糸でくくりつけようと試行錯誤している間に落ちてしまった…嫌な予感的中。
蛹になった当日だったので、触れるとピクピクと動く。やっぱり触られたら嫌だよね…
調べると、木工用ボンドでくっつけると良いとあったのでそうすることに。
しかし、後から更に調べて気付いたが、蛹のお腹の側面には、気門という呼吸をする穴がいくつもあり、蛹になってからもそこで呼吸しているため、気門が塞がれると呼吸できなくて死んでしまうらしい。
また、頭や前翅の部分にも塗ってしまうと羽化のときに殻を破れなくなってしまうらしい。
ボンドは父が何も気にせずに塗ったので、前翅の上の部分にはしっかりついてしまっているし、反対側の気門には少しくっついてしまっていそうな模様…
※同じように蛹が落ちてしまった方は、この写真は誤ったやり方なので決してマネしないで頂きたい。正しいやり方はこちらのサイトのQ7で紹介されている。
ボンドが乾燥した状態。
既に固まってしまったので下手に手は施せないだろうが…
知識なしに手をかけては危ないと肝に銘じておこう…
呼吸ができて、無事に羽化できることを祈るばかりだ。


追記:
二匹とも(ボンドで固定した蛹も)無事に羽化しました。

2012年5月9日水曜日

オオミズアオ

















外出から帰宅すると、あまりお目にかかれない大物が庭木に止まっていた。
自宅近辺にもいることにはいるようだったが、自分からいそうな場所(林の中、深夜のコンビニ、等)へ出向くこともなかった為、見るのはこれが初めてだ。
先日の大雨の影響もあるのか、後翅が痛んでいる。

















午後の日差しで翅の青白さがいまひとつ伝わらない。
オオミズアオはずっと見てみたかった蛾の一つだが、こんな唐突な出会い方をするとは思ってもみなかった。
風雨で飛ばされてきてしまったのだろうか。

















日が落ちる前には姿を消していた。
その後、また雨が続いたので気がかりだが、どうにか乗り切っていることを祈るばかりだ。

アゲハチョウ

















何処からともなく現れては、何処ともなく去っていく。
アゲハチョウ科はそんな風のようなイメージ。
アゲハチョウというと夏というイメージがするが、もういた。
















ツツジの蜜を吸っている。



















続いて、サフィニアへ移動。
吸っていった花はこの二つだけだった。
以前、濃いピンクの花はチョウに好まれると本で読んだが、そういうことなのか。


コアオハナムグリ

















形はカナブンに似ているが、光沢はない。ハナムグリという種類だ。
毎年この時期になると、我が家のナニワイバラにミツバチと一緒に沢山集っている。
















延々と花粉を食べ続ける。
背中にある金色の模様は花粉ではなく元からあるもの。

クロウリハムシ

















見たことがない虫だ。体長6~7mm。全体的にテカテカしている。
幼虫はウリ科の植物を食べるらしく、農家にとっては害虫なのだろう。

















葉から葉へ飛び回っていてあまり撮れなかった。
成虫は色々な植物を食べるらしく色々な場所で見つけられるらしい。
どことなく間の抜けた感じがする虫だ。

キイロホソガガンボ

 
頭が黄色地に黒の縞模様。蜂みたいだが、ガガンボらしい。 
真っ黒ではないガガンボを見るのは初めてだ。
 
ガガンボは成虫になったらほとんど食事はしないという。するとしても水やアブラムシの排泄物、花の蜜を吸う程度だとか。
自然界ではこんな風に休んでいるようだ。

2012年1月24日火曜日

ノスリ 若鳥

謹賀新年
2012年もどうぞ宜しく。


近所でノスリの若鳥を発見。人家の側の低い電線にとまっている。
産毛で丸く見えるせいもあるのか、カラスより少し大きい。




車から降りて側に寄ると移動してしまった。
風が吹くと産毛がふわふわとなる。




裏手に回って撮影。


後ろから見ると、しっかりした成鳥の羽に見える。


気付いた。


また移動したらかわいそうなので短時間で切り上げた。