2012年8月29日水曜日

オオミズアオ 幼虫

6月末、園芸センターへ庭木を買いに行ったとき、10cm前後ある立派なオオミズアオの幼虫が、モミジの仲間っぽい木の葉をもりもりと食べていた。
一度見たときは周りに溶け込んでいて気付かなかったが、なにか音がするのを不思議に思い、よく見たら大きなイモムシがいたので驚いた。
こんなに大きいのがボテっとついていれば簡単に見つかってしまうのではないかと思ったが、もしかしたら店員さんも敢えて気付かないフリをしてくれているのかもしれないとも思えた。
この木を購入する人だったらどうだろう…(苦笑)
オオミズアオは割となんでも食べるので連れて帰ることもできたが、車で1時間の道程と、木陰で涼しい元々の環境の良さを考えて、この子はここで育ったほうがいいだろうと思いさよならした。
無事に成虫になれたといいな。

2012年8月28日火曜日

落下したキアゲハの蛹

先月、庭の睡蓮鉢に植えてあるセリにキアゲハが卵を産んだ。
幼虫がセリの葉を食べ尽くしたので、パセリの苗を買ってきてそこへ幼虫を移し、他の虫にさらわれないようにネットを張って保護していた。
最近、生き残った2匹がとうとう蛹になり、そこで問題が…。

先に蛹になったものが下の蛹。
上の蛹は、はじめは頭を上にして通常の蛹になれたものの、体を支えていた糸が切れてしまったのか、逆さまになってしまった。 
頭と頭がごっつんこの状態。
このままでは、下の蛹が羽化するときにスムーズに移動できない。(上に別の蛹がいる時点で邪魔だろうが…)
ただ、余計な手をかけない方がかえっていいのではないかと私は思っていたが、家の人がどうにかしてあげようと言い出す始末。
元の状態に戻してあげるため、裁縫用の糸でくくりつけようと試行錯誤している間に落ちてしまった…嫌な予感的中。
蛹になった当日だったので、触れるとピクピクと動く。やっぱり触られたら嫌だよね…
調べると、木工用ボンドでくっつけると良いとあったのでそうすることに。
しかし、後から更に調べて気付いたが、蛹のお腹の側面には、気門という呼吸をする穴がいくつもあり、蛹になってからもそこで呼吸しているため、気門が塞がれると呼吸できなくて死んでしまうらしい。
また、頭や前翅の部分にも塗ってしまうと羽化のときに殻を破れなくなってしまうらしい。
ボンドは父が何も気にせずに塗ったので、前翅の上の部分にはしっかりついてしまっているし、反対側の気門には少しくっついてしまっていそうな模様…
※同じように蛹が落ちてしまった方は、この写真は誤ったやり方なので決してマネしないで頂きたい。正しいやり方はこちらのサイトのQ7で紹介されている。
ボンドが乾燥した状態。
既に固まってしまったので下手に手は施せないだろうが…
知識なしに手をかけては危ないと肝に銘じておこう…
呼吸ができて、無事に羽化できることを祈るばかりだ。


追記:
二匹とも(ボンドで固定した蛹も)無事に羽化しました。